2013.03.29 UP

古谷誠章教授 第28 回日本図書館協会 建築賞受賞

本学科の古谷誠章教授が長野県上高井郡小布施町にある「小布施町立図書館 まちとしょテラソ」の設計において、第28 回日本図書館協会建築賞を受賞しました。
以下、建物詳細です。

「小布施町立図書館 まちとしょテラソ」

所在:長野県上高井郡小布施町大字小布施1491-2
建主:小布施町
用途:図書館

小布施町立図書館まちとしょテラソは、長野電鉄の小布施駅から徒歩わずか、小布施町役場と隣接する場所にあり、
開架書庫で約4万冊、閉架書庫で約4万冊の合計8万冊の蔵書数を備えた図書館である。
 1991年の第3次小布施町総合計画において町立図書館の移転計画の検討が始まり、公募された町民らによる「図書
館づくりの会」や「図書館のあり方検討会」などにおける議論を経て、2007年に新しい町立図書館の最終的な基本構
想がまとめられた。従来の図書館機能の拡充に加え、住民どうしや人口の100倍を超える観光客を含む、より多くの
人々にとっての「交流センター」としての機能を併せも持つ新しい図書館像を目指すこととなり、公募プロポーザル
による設計者選定後も、町民と図書館スタッフ、町の職員や設計者などによる図書館建設運営委員会において、より
具体的な議論が重ねられた。
 「学びの場」「子育ての場」「交流の場」「情報発信の場」という4つの柱による「交流と創造を楽しむ、文化の
拠点」という理念のもと、三角形の三辺に沿って緩やかに区分されたワンルーム空間の平面形状や、それを活かす運
営方式などソフト/ハードの両面から検討が行われ、実現に至っている。
 緩やかな山なりの屋根の下に広がるひとつながりの空間のなかで、従来の町立図書館の機能を果たすだけでなく、
まちとしょテラソ独自の理念のもと、新しい図書館像の実現に向け、まちじゅう図書館や植栽プロジェクト、地域
リソースのデジタルアーカイブ化などの様々な活動が展開されている。開館から2年が経過し、町民だけでなく、隣
接する他市町村や観光客まで幅広い人々が訪れ、交流の起点となる施設として「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」
が具現化されている。