2012.05.21 UP

中川武教授が平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

 このたび、本学科教員の中川武教授が、「アンコール遺跡等のアジアの文化遺産の保存修復技術の研究」において、平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞 研究部門)を受賞しました。
 本賞は、文部科学省が科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、日本の科学技術水準の向上に寄与することを目的とし、定められた賞です。

受賞者:中川 武(理工学術院教授)
受賞業績名:アンコール遺跡等のアジアの文化遺産の保存修復技術の研究
関連リンク:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/04/1319413.htm
(文部科学省ホームページ:平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定について)

受賞者プロフィール:
中川武 / Takeshi NAKAGAWA
・早稲田大学理工学術院教授(創造理工学部建築学科)
・工学博士
・建築史学
・日本国政府アンコール遺跡救済チーム〈JSA〉団長
・JSA+APSARA〈JASA〉共同代表

略歴
早稲田大学理工学部助手、専任講師、助教授を経て、1984年より現職。専門はアジア、日本を中心とした建築史。1994年より日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)団長、1995年よりフエ・ユネスコ会議国際専門委員を務め、現地復興の国際的リーダーとして活動。2001年、早稲田大学総合研究機構・ユネスコ世界文化遺産研究所を設立し、所長を務める。1998年、JSA団長としての活動に対して、カンボジア王国より「サハメトレイ王国勲章」等受章。2009年ベトナム・フエ阮朝王宮の保存修復技術に関する研究に対して「ベトナム政府友好勲章」等、受章。

主な研究テーマ
・日本建築の技術と表現(Technology and expression of the Japanese architecture)
・古代エジプト建築研究及び復原、発掘調査(Research and restoration of Ancient Egyptian architecture)
・東南アジア文化財建造物の調査研究及び保存修復(Research and restoration of South-East Asian historical architecture)

研究室ホームページ: http://www.lah-waseda.jp
日本国政府アンコール遺跡救済チームホームページ:http://www.angkor-jsa.org/

以下は、アンコール遺跡等のアジアの文化遺産の保存修復技術の研究に関するものです。

◇バイヨンを中心としたアンコール回廊の調査・研究と重要遺構の保存修復計画の策定(カンボジア):

JASA第3フェーズにて保存修復を行った バイヨン寺 院内の南経蔵(写真左下)

バイヨン寺院の保存修復現場 の風景


◇ベトナム・フエ阮朝勤政殿の再建計画と歴史的環境の復原(ベトナム):

ベトナム・フエの王宮内の太 和殿正面

基壇のみが残る阮朝王宮の中 心殿舎である勤政殿 跡(手前)と太和殿背面(奥)