HOME > 学科案内|建築学科の授業

建築学科の授業

建築表現Ⅲ 2年

2年次後期配当の「設計製図I」の住居設計に備え、1年生で取得した基礎的な図面の描法を、さらに発展させることが狙いである。
基本的な図面の描き方が習得されていることを前提として進められる授業であるから、自信のない者は各自で復習を行うこと。
前半では建築表現II をと連携し、2つの建築物(日本と西洋)のトレースを行うことから、 地球的な視野と、地域に固有の歴史風土を理解する視点を、共に涵養する。
通常講義および、後半で行われる学外講師による特別講義を通して現代社会が建築・都市・環境に求めるものを知る。
同時に出題される小課題の制作を介して 建築・都市のデザインおよび芸術性に関する幅広い知識を身につけるとともに社会に対する専門家としての倫理観を培う。

設計演習B,C 2年

建築計画・設計は、たとえばこれまで対象となる施設について歴史的にどのようなデザインがなされてきたのか、
また規範的な計画学的な知見からの抑えや、施設に関する数量的な値など種々のデータを目的に向かって統一すると同時に、
「ふつう」、あるいは「一般的には」にもとづく形・空間・人間生活に対する固着した判断、反応から解放される必要がある。
この科目は、後者の部分の個人、個人の中にある資質を自ら発見し、引き出すことを目的として、いくつかの課題を実習するものです。
個人、個人は各々生活し、成長してきた場所もそれぞれ違い、それに伴って触れ会う人々や、体験してきた事柄も異なっているがゆえに、感じ取り方も自づから違うわけです。
このような各自のアイデンティティーに依拠して、さまざまな課題にたいして個人、個人が持っている資質をとおして表現することが大切です。
課題に対して、すばやく絵を描く人もいるだろうし、時間をかけることで中から滲み出てくる絵を描く人もいるだろうし、
いろいろな材料で手早く模型を組み立てる人もいるだろうし、想像力の赴くままにざっくりとした粗いタッチの立体を得意とする人もいるでしょう。
各自が立っている場所で、各自の思想や感性で、各自の得意とする表現で、課題に対する作品を作り出すこと、
それをとおして固着した判断、反応から解放され、多様な作品を期待するものです。

設計製図Ⅰ 2年

設計製図Iは、本格的な建築設計の導入部分として位置づけられる科目である。
短期課題とは異なり、半期を通して段階的に進められる。
生活と生活空間から都市空間への拡張、分析、評価を通じて価値観の多様性に触れ、テーマとする建築を実現する。
また、その構成、表現方法について学ぶ。以下は、そのプログラムである。
・3から5世帯の集合住宅の設計を行う。敷地読解(都市環境)、集まって住むことの可能性を通して、 地球的な視野と、地域に固有の歴史風土を理解する。
同時に現代社会が建築・都市・環境に求めるものを知る。
・数名の教員が担当する45人程度のグループ4つに分かれて指導が行われる。
個別指導やグループ指導から、建築家および建築技術者の職能を理解し、社会に対する専門家としての倫理観を培う。
・課題作品の制作を介して 建築・都市のデザインおよび芸術性に関する幅広い知識を身につける。
とともに建築に関する自らのアイディアを広く社会に提案する能力を鍛える。

建築工学実験 2年

建築工学実験では、施工、構造、測量、環境の中から1コースを選択する。
建築工学実験Aでは、木材・コンクリートおよび鉄鋼材料について、日本工業規格(JIS)の規格に準じた試験を実地に演習する。
建築工学実験Bでは、実験を通じて建築環境分野に関する理解を深めることを目的とし、室内空気、光環境、高齢化社会における災害時の避難などについて、実験を行う。
建築工学実験Cは、建築構造に関する実験科目であり,鉄筋コンクリート梁の力学的特性,骨組模型を用いたラーメン構造の振動特性,
ならびに実際の建物の振動測定による振動挙動の理解を目的とする.これらの実験は,建物の地震時挙動を理解するための基本的な内容であるとともに,
2年次の構造講義科目の内容よりも高度なものであり、構造エンジニアの職能の理解にも通じる.建築工学実験Dでは、建築をめぐる測量について、
実際に機器を用いて、早稲田大学理工学部の構内を測る実測実験を行い、建築における部材・部位の位置や水平性、垂直性の考え方とその計測の仕方を学習する。
実習で使 用する機器は、人工衛星を利用したGPS(Global Positioning System)、光波によって距離を精密に測る光波距離計、さらには各種電子機器、
コンピュータなど新しい計測技術を用いて、建物配置を3次元空間で計測 するトータルステーション、3次元スキャナーを使用する。