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【Q&A】建築学科に入学した学生は、みな建築家になるのですか?

建築学科は毎年160名の新入生を迎えます。彼らに将来の夢を聞くと、多くの学生が建築家になりたいと答えます。この場合の建築家のイメージは、製図台やパソコンに向かい、施主と共に新しい建築デザインを追求するアーティストという感じでしょうか。しかし実際に建築を建てるには、デザインだけでなく、構造的な問題や室内環境、エネルギーの問題、実際にどうやってそれを建設するのかといった問題を解決しなければなりません。
建築学科には21名の専任教員がいますが、それぞれの専門は、建築意匠(デザイン)、都市計画、建築史、建築環境、生産、構造の六つの分野に分かれます。デザインも含め、様々な専門分野の学習を通じ、自分が何に興味を持ち、何に向いているのかを見極め、4年生の時に卒論の指導教員を選びます。実際、4年生の時点で建築意匠の教員を選ぶのは全体の1/6程度です。だからといって5/6が建築家になることを諦めたということではありません。環境技術や施工技術、構造をしっかり勉強して、デザイン以外にも特色ある建築家を目指す学生も多くいます。もちろん、専門技術を身につけた構造技術者や環境技術者、施工管理者、都市計画家になるものも多くいます。
卒業生の就職先がいかに多様かは、就職先を見て頂ければと思います。

【Q&A】は説明会やFacebookに寄せられた質問の回答をまとめたものです。