【Q&A】留年せずに海外留学はできますか?

留学については、建築学科のWebでも詳しく説明しています。
建築学科では、一年生から専門の製図教育が始まり、4年生の卒業計画まで連続しています。この製図系科目を履修できないと留年することになります。学部において留年せずに留学するには、留学先と早稲田大学が単位互換をしており、かつ日本で履修するはずだった製図系科目に相当する科目が留学先にあり、それを履修する必要があります。
具体的な例としては、2年生秋学期から3年生春学期までの一年間留学し、設計製図ⅠとⅡに相当する科目を留学先で履修したと認められたケースでは、留年せずに卒業できます。
建築系の学部学科に留学する場合は、あまり問題はありませんが、いわゆる語学留学や教養課程に留学した場合は、一年留年することになります。
大学院でも多くの学生が留学しますが、この場合も基本的には同じです。学部の製図系科目のような制約はありませんので、修了は比較的容易です。しかし、大学院1年の秋学期から大学院2年の春学期まで留学する場合、いわゆる就職活動期間が含まれますので、一般的な企業に就職を希望する学生は、留年を選択することも多いようです。通年採用している企業や海外からのエントリーを認めている企業、秋にも採用枠がある企業に就職する学生もいます。この場合は留年しません。また、実際問題としては、大学院二年生の秋学期から修士論文や修士計画に取り組むことになりますので、留学中にどのような研究や学習をしていたのかも、修了に大きく影響します。