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特別講演 安井順一氏 オリンピック開催とその後の東京の都市づくり

特別講演 安井順一氏
オリンピック開催とその後の東京の都市づくり

日時:2015年1月22日(木) 16:30〜18:00(16:00会場)
会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス
   55号館N棟1階第二会議室(登録不要・参加費無料)

講演概要:(ポスターより転記)
 2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催まで6年を切りました。高度経済成長期の開催となった1964年大会と異なり、成熟社会での開催となる今回は、既存施設も十分に活用しながら、開催によって都市にもたらされる持続的効果、いわゆるレガシーを重視した都市づくりを加速させていく必要があります。

 具体的には、公共交通の充実、清潔で安全な都市という東京の強みを生かしながら、歴史や文化が感じられ、美しく風格ある街並の形成、効率的なエネルギー利用、バリアフリーや歩行者空間の拡大など、都市空間の室にさらに磨きをかけていくことが重要になります。

 一方で、東京の人口は2020年をピークに減少局面に転じることが予測されています。さらに2025年には65歳以上の高齢者人口が4人に1人となり、14歳以下の人口は1割を下回るなど、これまで経験したことのない大きな転換期を迎えます。

 東京の持てる力を結集して、2020年大会を成功させるとともに、都心の機能変更、羽田空港の機能強化や三環状道路などのインフラ整備により、経済を活性させて新しい富を生み出し、交際競争力の強化を図っていかなければなりません。

 こうした都市づくりの課題を踏まえながら、オリンピック・パラリンピック競技施設の整備計画も含め東京都における今後の取り組みについて紹介します。