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建築学会 関東支部が都市計画系の提案を募集中 第 18 回提案競技「美しくまちをつくる、むらをつくる」歴史と現在を紡ぎ本庄の未来を拓く

日本建築学会 関東支部は 第 18 回提案競技として、埼玉県本庄市を対象地域とする、『「美しくまちをつくる、むらをつくる」 歴史と現在を紡ぎ本庄の未来を拓く』を募集中です。

後藤先生が審査委員長ですので、後藤研の学生は少々出しにくいところがありますが、奮ってご応募下さい。

応募要項 http://kanto.aij.or.jp/images/pdf/teian/2016/youkou2016.pdf
チラシ  http://kanto.aij.or.jp/images/pdf/teian/2016/teian2016p.pdf

①建築・まちづくり提案の部 課題
中山道本庄宿の再生

本庄市は、東京から約 80km、埼玉県の北西部に位置する人口約8万人の町です。平坦な地形と
豊かな水を利用し、古代から大規模な集落があったことが遺跡からも確認できます。奈良時代には
荘園経営が大規模に行われていました。江戸時代になると中山道の整備とともに「本庄宿」が成立
し、江戸中期には中山道最大の宿場町にまで成長しています。明治に入ってからは、官営富岡製糸場と連携し、繭市場や製紙工場が建てられ、繭と生糸の集積地として大いに繁栄しました。このころ建設された煉瓦倉庫や木造の洋風建築が、市内のあちこちに残っています。また、児玉地域にある競進社模範蚕室は、換気のための高窓を持つ特徴的な外観を有しており、これらの技術革新により繭の生産量を飛躍的に向上させたといわれています。
本庄市には現在、JR 高崎線、八高線に加えて平成 16 年に開業した本庄早稲田駅を有する上越
新幹線が通り、加えて関越自動車道や国道 17号、254 号などの幹線道路が、関東の東西軸、そ
して上信越や北陸方面とも結ぶ交通の要衝を形成しています。しかし、自動車による生活圏の拡大や人口減少、若年層の流出、高齢化の進行と共に、徐々に求心力が失われ、地域の暮らしや生業、伝統などを支える力が低下しつつあります。また、本庄早稲田駅の開業もあり、比較的土地利用規制の緩やかな周辺部では市街地が広がり人口も増える傾向にあります。本庄市の都市マスタープランでも、このような傾向に対して、既成市街地の質・魅力・求心力や公共・福祉サービスが低下し、都市施設の安定的な維持も困難になると懸念されています。
そこで建築・まちづくり提案の部では、現在の本庄の状況と、中山道最大の宿場町であったという歴史、またそれをつなぐ近代産業遺構等の活用を手がかりに、本庄市の中心市街地の未来を拓く
提案を募集します。

対象地
旧中山道を中心とする、本庄市中心市街とを対象とします。富岡製糸場に代表される近代産業遺
構等を含め、北関東(埼玉、群馬、栃木)のものづくり産業と広域的に連携させるような計画でも構いません。詳細は提供資料を参考にしてください。

審査委員会
審査委員長:後藤春彦( 早稲田大学教授)
審 査 委 員 :市 川 均 ( アーキネットデザイン主宰)
審 査 委 員 :斎尾直子( 東京工業大学准教授)
審 査 委 員 :時田芳文( 日本建築学会関東支部埼玉支所長、時田工務店代表取締役社長)
審 査 委 員 :藤村龍至( 東京芸術大学准教授、RFA 主宰)

要求図面など
『提案図面』(A3 サイズ、2 枚)及び『提案概要書』(A4 用紙、1 枚)
1) 着目した現状や計画条件を図や写真等を用いて、わかりやすく説明してください。
2) 提案内容を、設計趣旨、図版(ダイヤグラム、配置図、平面図、断面図、立面図、透視図、模型写真等)を自由に組み合わせ、表現してください(縮尺明記のこと)。必須図面はありません。ただし、模型、ビデオ等は受け付けません。なお、設計趣旨の概要を 600 字以内の文章にまとめ、10 ポイント以上の文字で図面中に記入してください。
3) 『提案図面』は A3 サイズ、2 枚(297×420mm、サイズ厳守、変形不可、2 枚つなぎあわせることは不可)以内。
4) 『提案概要書』は A4 サイズ 1 枚(縦使い、文字は 10 ポイント以上)に図版数点(任意)と提案趣旨をレイアウトしたもの。

応募締切: 2016 年 10 月 28 日(金)17 時
持参の場合は平日 10 時~17 時に受け付けます。(土・日曜、祝日は受け付けません。)
郵送等の場合は締切日(10 月 28 日(金)17時)必着とします。

審査方法及び発表
1) 応募案の中から 8 作品前後を第二次審査へ進出するノミネート作品として決定します。
2) 第二次審査(公開)
ノミネート者によるプレゼンテーションを実施し、同日審査を行い、各賞を決定して発表します。なお、代理によるプレゼンテーションは認めません。また、PC プロジェクターは会場にご用意しますが、コンピュータなどは各自でご用意ください。
日時:2016 年 11 月 16 日(水)
会場:はにぽんプラザ 3 階 IT 活動室(25名)
プログラム(予定):
13 時~ ノミネート者によるプレゼンテーション(説明時間 5 分、質疑時間 10分)
15 時~ 審査・審査結果発表
3) 入賞者発表
・第一次審査の結果は 11 月 4 日(金)までに日本建築学会関東支部ホームページに公
表し、第二次審査に進出するノミネート者には個別に代表者へ通知します。
・第二次審査の結果は、第二次審査終了後に会場にて発表します。
・入賞作品、審査講評は日本建築学会関東支部ホームページに公表します。
4) 表彰式及び優秀作品公開プレゼンテーション
・日時:2016 年 11 月 27 日(日)13 時~
・会場:はにぽんプラザ 1 階 多目的ホール
5) 入賞作品展示会
・建築会館ギャラリー
2016 年 12 月 9 日(金)~15 日(木)
・本庄市役所 市民ホール
2016 年 12 月 22 日(木)~2017 年 1 月 13日(金)